🧐 ヒューマンエラーをゼロに!:「手書き注文書」が原因の誤出荷を仕組みで防ぐ方法2
2025/11/07
🆘 頑張るだけでは限界!手書き注文書が招くミス
食品製造業の受注担当者の皆様、日々、FAXで届く手書きの注文書と格闘されていることと思います。
「慎重に入力しよう」「集中力を切らさないように」と心がけても、文字の癖、かすれ、そして繁忙期の疲労によって、ヒューマンエラーは必ず発生します。特に、手書きの情報はあいまいさが残りやすく、誤出荷という重大なトラブルを引き起こす最大の元凶です。
システム導入に頼る前に、まずは「運用とルール」の力で、このリスクを最小化する方法を考えましょう。
1. 注文書入力の「ダブルチェック分業制」を徹底する
個人の注意力に頼るのではなく、確認の仕組みを作ることが重要です。
最も効果的なのが「声出し入力」と「確認の分業」の徹底です。
-
入力担当者:注文書の内容(品番、数量、納期など)を、システムに入力しながら、必ず声に出して読み上げます。
-
確認担当者:注文書原本と入力後の画面を比較し、間違いがないかを確認。口頭で「OK」と返答し、完了の証として注文書にチェック印とサインを残します。
「入力者」と「確認者」の責任と役割を明確に分けることで、互いにミスを発見しやすくなります。
2. 判読不能な文字を標準化する「即時確認ルール」
手書き注文書には、必ず「判読が難しい文字」が存在します。「1」か「7」か、「3」か「8」か。この判断を現場の担当者に任せてはいけません。
-
ルール:少しでも判読に迷う文字があった場合、絶対に勝手に判断しない。
-
対応:必ず顧客に電話やメールで即座に確認し、確認内容と日時を注文書に赤字で記録します。
この一手間を標準化することで、曖昧な情報が製造や出荷の現場に流れるのを防ぎます。
3. 属人化を排除する「顧客別マニュアル」の整備
長年の取引で生まれた「お客様独自のルール」や「略称」は、ベテラン社員にしか分からない属人化の温床です。
-
マニュアル作成:全顧客の「使用する品番の略称」「納品先の特殊な要望」「注文の際の癖」などを顧客別に詳細に記録し、全担当者がアクセスできる場所に保管します。
-
共有と更新:新入社員でも対応できるように、マニュアルを定期的に見直し、変更点を共有する会議を設けます。
4. 顧客にも協力を求める「フォーマット統一」
顧客に依頼し、貴社指定の「統一フォーマット」での注文を推奨しましょう。品番などの記入欄の位置を固定化したり、手書き箇所を減らす工夫(チェックボックスなど)を盛り込むことで、入力担当者の負荷とミスを減らせます。
最後に:御社の受注精度を高めるために
株式会社Office Achieveは、これらの運用改善ノウハウを用いて、食品製造業の受注業務の精度を高めるサポートをしています。まずは、現在のフローに潜む「ミスの原因」を一緒に洗い出してみませんか?
----------------------------------------------------------------------
株式会社Office Achieve
住所 :
東京都中央区銀座7-15-8 タウンハイツ銀座406
電話番号 :
03-5834-2605
食品製造業の受注業務をサポート
食品に関する業務改善を支援
----------------------------------------------------------------------

